〜山口バッタ塚〜
ローズマリーへの道からいける場所です。
新川河口から行くとすぐに分かります。
教育委員会が有形文化財にするため運動を起こし今に至ります。
素手で取れば英雄視されるトノサマバッタであるが群れを成すとその牙をむく。
現在、どこぞの空港でも茶色い長距離移動タイプが大発生して問題になっているが、
これらも同じく驚異的飛翔能力を有し、
十勝で発生した大群がたった一週間で札幌の月寒まで飛んで来るほどであったという。
収穫量は通常のたったの2割。
文献には「飛び立てば太陽が陰って真っ暗になり、地面は足の踏み場もないほど、畑はまたたくまに赤土に変わり、果ては干していた衣服までぼろぼろになるありさま」と今へと伝えられている。
政府の政策でその翌年は大丈夫と思えたバッタ来襲ではあったが、
鬼神のごとく数の暴力を振るい亡き同胞の報復へと行動を開始する。
明治14年 手稲山麗にて
明治15年 千歳より襲来
明治16年 南区より札幌襲来
最終的に大雨という自然条件により淘汰されバッタではあったが、
彼らが与えたダメージは甚大というレベルではなかったのだろう。
えっ! どの辺が心霊スポットなのかって?
こっちが聞きたいです。
山口斎場も出来たことだから今後に期待しましょう。